ロス・マルム

パートナー

エネルギー業界での経験:30年以上
専門領域:デマンドレスポンスの戦略及び関連技術、スマートグリッド導入、グローバルな需要側サービス
学会・受賞歴:ナショナルコミュニケーションフォーラム「1986年度最も革新的な製品賞」受賞。Peak Load Management Alliance(最大使用電力管理協会)前議長

スキッピングストーンのオーナー、パートナー、取締役を兼務。 2011年5月にスキッピングストーンに参画以来、スマートグリッドとデマンドレスポンス関連の案件に取り組む。その実績の一つに、スキッピングストーンが米国貿易開発庁(USTDA)のテクニカルアドバイザーとして、米国のスマートグリッド技術を開発途上国へ輸出するプロジェクトにおいて主導的な役割を果たしたことが挙げられる。更に、北米エネルギー規格委員会(NAESB)のガス小売市場部門の執行委員を務め、再生可能エネルギーとエネルギー効率に関する米国商務長官諮問委員会の元メンバーでもある。

スキッピングストーン参画以前には、米国ジョージア州アトランタにてエネルギーサービスおよび関連技術会社であるRETX(www.RETX.com)を創業、最高経営責任者を務める。2008年にシュナイダーエレクトリック社がRETXを買収後も同社のデマンドレスポンスリソースセンター(DRRC)のディレクターとして経営職に留まり、社内及び各政府自治体によるデマンドレスポンス導入に向けた戦略の立案に関わる。(DRRCは電力市場オペレーター、公益事業者、デマンドレスポンスに関する団体、その他の戦略的提携事業者との対外関係調整も担っている。 ) エネルギーサービス、技術関連ビジネスにおいて30年以上の経験を有し、エネルギー業界に提供する製品やサービス開発の国際的リーダー。米国の市場自由化のためのエネルギー情報機器とサービスの導入に貢献し、近年では国際エネルギー機関(IEA)の需要側抑制プログラム、デマンドレスポンスリソースプロジェクトの運営代理を務めた。オーストラリア、カナダ、デンマーク、フィンランド、イタリア、日本、韓国、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、そして米国を含むこのプロジェクトは、電力市場自由化の需要側資源導入の基盤となり称賛される。

北米のデマンドレスポンス業界の事業者団体であるPeak Load Management Alliance(PLMA、最大使用電力管理協会)の会長を務め、再構築された電力市場における需要側サービス開始について、州及び連邦政府の規制制度の改革を主導。現在もPLMAの理事を務め、業界の会議や各国の規制フォーラムで精力的に講演活動を行っている。

電力小売業者によって組織されるCoalition for Uniform Business Rules (CUBR)の創設者でもある。同組織は、北米市場におけるビジネスルールの標準化や参入障壁を撤廃することで新規参入や新製品の導入の促進を目指すことに注力している。また、シュルンベルジェ社では、スマートメーター(AMR)の開発とマーケティング活動をグローバルに指揮し、スマートメーターとメーターデータネットワークの北米および欧州への展開を担当。北米で最初に成功したRFワイヤレスのスマートメーターシステムの発明家でもあり、このシステムは電気及び天然ガス産業で9,000万台以上が設置された。この功績によりナショナルコミュニケーションフォーラムの「1986年度最も革新的な製品賞」を受賞。

ピーター・ウェイガンド / 岸田 修一 / グレッグ・ランダー / ジョン・ブラウン