洋上風力入札プロセスに潜む大きなリスクPeter’s Viewpoint #2

洋上風力入札プロセスに潜む大きなリスク

このプロジェクトには、まだ設計と海洋土木の仕事が残っている。 報告されている潜在的な問題のひとつは海底地盤の固さだが、他にもあるかもしれない。

これらすべてが完了し、必要機器のサプライチェーンやその他の関連コストが判明するはるか前に、政府が洋上風力の経済性を確定する入札書の提出を要求するのはリスキーであると感じる。

同じ入札方法を使った米国市場では、落札した開発事業者が洋上風力プロジェクトから撤退している。政府も開発業者も、事業内容やコストが明らかになった時点で入札額を調整する術を持っていなかったのだ。

日本でも同じようなことが起こり、事業者が撤退する可能性があるのではないだろうか。入札プロセスを見直し、各事業者がリスクの一部を負担する官民パートナーシップのような形にするのが賢明だと考える。

本シリーズは、業界30年以上の経験を有するスキッピングストーン会長兼CEOのピーター・ウェイガンドによるエネルギー時事コラムです。

スキッピングストーンは、小売、卸売、トレーディング、発電、送配電、再エネ等さまざまな事業者の海外自由化先進市場におけるケース紹介(成功・失敗事例等)を行っています。米国市場の政治的・経済的見通し、パフォーマンス評価用ベンチマークや調査レポート等にも実績がございます。市場調査(国内・海外)はこちら

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