秘められた日本の再エネ・蓄電池ポテンシャルPeter’s Viewpoint #12

秘められた日本の再エネ・蓄電池ポテンシャル

EYはランキングを作成するにあたり、BESS向けの強靭なビジネスケースの構築技術競争力の維持最適なビジネスモデル及び資金調達構造の確立サプライチェーンリスクの軽減という4つの主要素を用いた。
私であれば、もう2つの要素を追加する。運転・経済性を最適化する能力、そして再エネ及びBESSソリューションに対する顧客需要である。 もしこの2つが評価基準に含まれていたならば、日本は上位5市場にランクインしていたと思われる。
日本には脱炭素法があるため、正式な法律を持たない他の多くの市場よりも事業の見通しが立てやすく、卸売市場の流動性も高まっている。これらの要素も加味すると、日本はEY評価で上位にランクインしている数カ国を上回る可能性を秘めている。

EYトップ10(1位から順に):米国、中国、英国、オーストラリア、ドイツ、イタリア、韓国、インド、フランス、日本

本シリーズは、業界30年以上の経験を有するスキッピングストーン会長兼CEOのピーター・ウェイガンドによるエネルギー時事コラムです。

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