Peter’s Viewpoint #23
なぜ、今新たなLNG基地?
1/8付け電気新聞記事「北海道ガス、苫小牧にLNG基地/脱炭素拠点を整備」に一言👇
何か見落としているに違いない。北海道ガスの経営陣は賢明な方々だと思うが、新しいLNG基地の正当性は私には理解できない。
北海道地域では今後数年のうちに広範囲にわたる洋上風力発電が導入されるだろう。大量の風力発電が利用できるという理由で、データセンターや製造業を北海道へ誘致するため政府が奔走しているという記事も読んだ。同時に、暖房や発電用のLNG需要は着実に減少しており、脱炭素要件を満たすため、多くのガス火力発電所の廃止がさらに進むと予想される。
それでは、なぜLNG基地を新設するのか?
本シリーズは、業界30年以上の経験を有するスキッピングストーン会長兼CEOのピーター・ウェイガンドによるエネルギー時事コラムです。
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