Peter’s Viewpoint #31
2050年エネルギー予測
3/3付け電気新聞記事「50年の電力需要、最大1.2兆キロワット時/広域機関」に一言👇
データセンターと水素の成長を考えると、電力需要が大幅に増加することは理にかなっている。この予測を裏付ける計算式を私は持っていないが、日本が需要家レベルで天然ガス(LNG)の消費削減を推進するかどうか、また、それをいつ開始するのかが気になるところだ。ここで私が言う「需要家レベルでのLNG消費削減」とは、商業・産業用施設がガスによる熱供給や処理加工から、電力によるソリューションに切り替えることを意味する。日本が本気で脱炭素目標を達成しようとするのであれば、ガスから電気への転換が必要となるだろう。
供給予測がどうなるのか興味深い。私の予想では、再生可能エネルギーの推進に伴い十分なプロジェクトを開発し、送電網を迅速に変革することが大きな課題となるだろう。
本シリーズは、業界30年以上の経験を有するスキッピングストーン会長兼CEOのピーター・ウェイガンドによるエネルギー時事コラムです。
スキッピングストーンでは、海外の自由化先行市場で培った知見を基に、電力リスク管理、2024年以降のエネルギー市場動向、システム選定のノウハウ等のホワイトペーパーを作成し、無料で配布しています。ホワイトペーパーページはこちら。