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#31 2050年エネルギー予測

2/20付け電気新聞記事「50年の電力需要、最大1.2兆キロワット時/広域機関」に一言👇 データセンターと水素の成長を考えると、電力需要が大幅に増加することは理にかなっている。この予測を裏付ける計算式を私は持っていないが、日本が需要家レベルで天然ガス(LNG)の消費削減を…

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#30 電力インフラの資本戦略

2/27付け電気新聞記事「公募洋上風力、容量市場へ応札可能に/『下限』案件を対象」に一言👇 送電などの電力インフラを日本企業の手中に留めておきたいという経済産業省・OCCTOの考えも理解できる。しかし、一方で、日本国内に人材がいなければ資格が得られないということは…

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#29 市場健全化への提言

2/20付け電気新聞記事「エネ庁、同時市場の検討深掘り/自己計画電源など論点」に一言👇 容量市場、スポット市場、時間前市場、および需給調整市場が個別に運営されている日本のモデルは、扱いにくく非効率的であることが常であった…

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#28 洋上風力の行方

2/12付け電気新聞記事「洋上風力の価格調整スキーム、公募終了案件も対象」に一言👇 この政策転換は三菱の発表に影響されているのだろうか。その可能性もあるが、いずれにしても良い考えだ。米国やその他の市場のように、経済的理由で洋上風力の開発業者がプロジェクトを放棄し始めた場合…

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#26 新たな電力市場に向けた取り組み

1/28付け電気新聞記事「[システム改革検証]制度改革案、年内に検討/エネ庁、新会議体を設置」に一言👇 エネ庁が提案する3つのイニシアティブはすべて、市場の改善と管理のしやすさの向上につながるはずである。FIPが国内の多くの再エネ開発を停滞させていることは明らかであり…

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#22 自由ではない自由化市場

12/27付け電気新聞記事「卸電力取引、エリア制限の設定可能に/内外無差別担保が条件」に一言👇 規制当局はまたしても、自由化市場を管理しようと行き過ぎた行為に及んでいる。真に自由化された市場では、価格・立地・電源タイプを決めるのは需要と供給であり、規制当局ではない…

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#19 道険しい洋上風力発電開発

11/27付け電気新聞記事「洋上⾵⼒のFIP価格調整、物価上昇40%まで連動/エネ庁の⽅針」に一言👇 洋上風力発電は脱炭素目標の達成に大きく貢献するが、開発者にとってはおそらく最もリスクの高い事業の一つだろう。開発者が5~6%のIRR(内部収益率)のためにこれほど巨額の資本を…

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#18 海底直流送電プロジェクトへの投資

11/21付け電気新聞記事「海底直流送電、コスト上振れに対応/エネ庁、想定費⽤を明⽂化」に一言👇 この送電網への投資を行う特別目的会社(SPC)のモデルは、米国市場における民間送電会社とやや類似している。SPCへの参加に関心を示す企業が現れるか…

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#13 インバランス料金見直しの議論が示唆する構造的課題

10/16付け電気新聞記事「監視委、インバランス料金見直しに着手/引き上げ、見解割れる」に一言👇 有識者会合の参加者、監視委、大手電力、小売事業者によるインバランス料金に対するさまざまな意見を読んだ限りでは…

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#10 日本の特異な市場構造

9/26付け電気新聞記事「『同時市場』導入を明記/エネ庁検討会が中間報告」に一言👇 自由化された電力市場で、スポット市場・時間前市場・需給調整市場が分離されている市場は他に類を見ない。日本は、これらと容量市場が全て異なる組織によって運営されている特異な自由化市場である…