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#34 電力小売新時代の岐路に立つ

3/28付け電気新聞記事「JERA、国内の電力取引強化/EDF系と事業統合」に一言👇 これは、海外の自由化市場の教訓を活かした興味深い展開である。米国市場が自由化され電力会社がデリバティブ市場を用いてヘッジをせざるを得なくなった当初、3通りの戦略が浮上した…

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#26 新たな電力市場に向けた取り組み

1/28付け電気新聞記事「[システム改革検証]制度改革案、年内に検討/エネ庁、新会議体を設置」に一言👇 エネ庁が提案する3つのイニシアティブはすべて、市場の改善と管理のしやすさの向上につながるはずである。FIPが国内の多くの再エネ開発を停滞させていることは明らかであり…

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#19 道険しい洋上風力発電開発

11/27付け電気新聞記事「洋上⾵⼒のFIP価格調整、物価上昇40%まで連動/エネ庁の⽅針」に一言👇 洋上風力発電は脱炭素目標の達成に大きく貢献するが、開発者にとってはおそらく最もリスクの高い事業の一つだろう。開発者が5~6%のIRR(内部収益率)のためにこれほど巨額の資本を…

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#16 燃料費調整モデルからの脱却

11/5付け電気新聞記事「大手電力中間決算、通期利益は5社で上振れ/『実力値』に差」に一言👇 大手電力は燃料費調整モデルの代替案を検討すべきではないかと思われる。上記の記事によると、燃料費調整が再び財務結果に大混乱をもたらしている…

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#7 市場連動型プランの「火薬庫効果」と代替手段

9/4付け電気新聞記事「[新電力は今](3)Looop/『市場連動型』へ切り替え」に一言👇 ウクライナ戦争によるLNG価格高騰の煽りでJEPXスポット市場価格が高騰した2022年。このエネルギー危機以降、市場連動型プランを提供する新電力が増加した。これらのプランは…

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#2 洋上風力入札プロセスに潜む大きなリスク

8/2付け電気新聞記事「⻑崎県江島沖⾵⼒、海外知⾒で地盤克服/調査が最盛期」に一言👇 このプロジェクトには、まだ設計と海洋土木の仕事が残っている。 報告されている潜在的な問題のひとつは海底地盤の固さだが、他にもあるかもしれない…